自転車乗用中のヘルメット着用による被害軽減効果等についてご紹介します。
1 自転車を利用する方~ヘルメットの着用~
自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約6割が頭部に致命傷を負っています(図1照)。
また、自転車乗用中の交通事故においてヘルメットを着用していなかった方の致死率(注)は、着用していた方に比べて平成30年から令和4年までの5年間の合計で約2.1倍高くなっています(図2参照)。
(注):「致死率」とは、死傷者数に占める死者数の割合をいう。
交通事故の被害を軽減するためには、頭部を守ることがとても重要です。
スポーツの時だけではなく、買物や通勤・通学等、日常生活で自転車に乗るときもヘルメットを着用して、頭部を保護しましょう。
自転車用ヘルメットには、様々な種類・色・形があり、帽子風のものなどもあります。
自分の自転車スタイルに合わせて、お気に入りのヘルメットを選んでみてはいかがでしょうか。
2 歩行者の方~知っていますか頭部保護帽~
歩行中の交通事故で亡くなられた方は、その半数以上が頭部に致命傷を負っており、頭部の保護は事故の被害を軽減する上でとても重要です(図3参照)。
また、年齢が高くなるにつれて、歩行中の事故で亡くなる方が多くなる傾向にあります。
交通事故時以外にも転倒の際などに頭部を保護する用品として、帽子に衝撃吸収素材が入った『頭部保護帽』が市販されています。
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html)