SGはSafe Goods(安全な製品)を意味しています。SGマークは、「一般財団法人 製品安全協会」が定めたSG基準に、製品が適合していると認証したことを示し、「安全と安心の目印」です。
SGマークとは何?
SGはSafe Goods(安全な製品)を意味しています。SGマークは、「一般財団法人 製品安全協会」が定めたSG基準に、製品が適合していると認証したことを示し、「安全と安心の目印」です。
SGマークの表示は義務?
SGマークは、法的に表示が義務付けられたものではありませんが、1973年に制定された「消費生活用製品安全法」を受けて創設され、現在に至っています。教育関連機関等、取扱事業者などが調達する際などに重視しています。
SGマークの付いた製品を買うメリット
その製品がSG基準に適合していることを「製品安全協会」が認証しており、安全性と信頼性高いことが確かなことです。万が一、その使用により事故が発生し、それが製品の欠陥によると認められる場合は、人的損害に対して最高一億円までの賠償を行います。
SGマークはどんな製品に付いている?
SGマークを表示できる製品は、消費者が日常生活で使用するもので、その品目(種類)は100を超えています。時代の要請の変化や製品開発、技術進歩により随時見直しています。
SGマーク表示は、任意の表示制度であり、事業者の判断で「製品安全協会」に認証を申請します。販売店、学校、自治体などによっては、SGマーク付き製品を強く推奨するところがあります。
どんな製品がSGマークの対象として選定される?
SGマーク制度が対象とするのは、一般消費者が使用する製品です。
製品の選択は、「消費者からの要望」、「業界・製造・流通・販売事業者からの要望」、「関係政府機関(経済産業省、消費者庁、消防庁など)からの要請」を受けて行います。
なお、基準の作成・改定は学識経験者等の中立者、消費者代表、製造事業者代表、流通・販売事業者代表、検査機関代表、関係政府機関代表などからなる委員会にて審議しています。
JISとSGの違い
JIS(日本産業規格:Japanese Industrial Standards)
JIS(日本産業規格:Japanese Industrial Standards)は、広範な産業製品や産業活動等を対象に、経済・社会の利便性向上、生産の効率化、公平性確保、安全や健康の保持などを目的として定められたものあり、製品の安全性に特化したものではなく、製品だけとも限りません。
JISへの適合性を示すJISマーク制度がありますが、製品の欠陥による賠償措置はありません。
SG基準
一方、SG基準は一般消費者の生命や身体の安全を確保することを目的としており、安全と信頼性にかかわる要求事項を定めています。
また、表示や取扱説明書など使用上の注意に関する事項もSG基準では定めています。
SGマークは製品がSG基準に適合していることを示し、また、万が一、製品に欠陥があって事故が発生した際には人的損害を賠償します。
SG基準にはどんなことが定められている?
安全性に必要な構造、寸法や強度、安定性などの物理的性能、材料の特性の他、製品によっては化学的性能や生物的性能が定められているものもあります。
また、安全に使用するための本体表示や取扱説明書に記載すべき事項などが広範囲に定められています。SG基準は対象製品毎に定められています。
SGマークを製品からはがしても大丈夫?
SGマークは、はがさないでください。
SGマークをはがしてしまうと、万が一、製品の欠陥による事故が発生した際にSGマーク賠償制度による賠償措置を受けられなくなる恐れがあります。
なお、乗車用(バイク用)ヘルメット、乳幼児用ベッド、家庭用圧力なべ等は特定製品(使用上危険性の高い製品)として、法律(消費生活用製品安全法)でPSCマークを表示することが義務付けられています。
SG基準はPSC基準と同等またはそれ以上の基準であることから、通常はSGマークとPSCマークは同じラベル上に表示されています。従って、SGマークをはがすと、法律で貼付が義務付けられているPSCマークもはがすことになります。
SGマークの表示有効期間とは?
使用不使用に関わらず、製品の経年劣化を考慮して品目ごとに設定した有効期間です。
有効期間を過ぎた製品は、未使用であっても、使用を控え、新しいものに買い替えてください。
SGマーク賠償制度の賠償対象となるのは、原則、SGマークの有効期間内に発生した事故に限ります。