「婚姻要件具備証明書」で独身を証明

日本人が外国人との結婚を考える場合、いろいろ悩まなければいけない問題に直面します。

まず、その外国人は本当に独身で、外国人の本国法によれば結婚できる条件を満たすかどうかということです。この点については、「婚姻要件具備証明書」を見ることによっても判断することができます。

「婚姻要件具備証明書」は、市区町村役場へ婚姻届を提出する際に必要となる書類だけではなく、その前に日本人にとっても、相手の外国人を知る重要な証明書です。

また、本人の宣誓に基づいて発行される証明書もあります。

「婚姻要件具備証明書」を発行している国

以下、「婚姻要件具備証明書」が発行されている主な国を掲載しますので、参考にしましょう。

ただし、本国の政策の変化や書面の記載事項の変更などによっては、婚姻要件具備証明書が出なくなる国や、婚姻要件具備証明書の要件を満たさない文書の扱いとなる場合もあります。

また逆に、証明書を発行するようになる国もあるかもしれません。

いずれにしても、本国や婚姻届の提出先などに確認しながら手続きを進める必要があります。

アジア

インドネシア、韓国、シンガポール、スリランカ、タイ、中国、日本、フィリピン、モンゴル、ベトナム、マレーシア

中近東

アフガニスタン、イスラエル、イラン、サウジアラビア、トルコ

大洋州

オーストラリア、ニュージーランド、トンガ

アフリカ

エジプト、ガーナ、ガボン、カメルーン、モロッコ、ジンバブエ、チュニジア、セネガル、南アフリカ

ヨーロッパ

アイルランド、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モルドバ、ルーマニア、ロシア

北米

アメリカ、カナダ

中南米

ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、キューバ、コロンビア、ジャマイカ、ニカラグア、ハイチ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア、メキシコ