帰化申請時の履歴書の書き方についてご紹介します。記載事項は、一つでも書き忘れや間違いがないように、慎重に書きましょう。なお、1枚で書き切れないときは、2枚、3枚に渡って書きます。
履歴書は、申請者ごとに作成しますが、15歳未満の場合は不要です。
注意点
①「年」は元号で記載します。
② 用紙が不足するとき、同一用紙を用いて記載します。
履歴書(その1)
①氏名
氏名を記載します。
②通称名
通称名があるときは記載します。
③押印
押印しますが、本名、通称名どちらの印でも構いません。
④年月日
各履歴事項の年月日を記載します。
⑤居住関係
現在に至るまでの日本における居住関係をすべて記載します。絶対に空白期間がないように注意しましょう。
この事例では、東京都豊島区池袋〇丁目〇番〇号で出生して、昭和47年10まで、そこに居住したことになります。
そして、昭和47年10月には、東京都豊島区池袋〇丁目〇番〇号から、東京都練馬区練馬〇丁目〇番〇号に移転したこととなっていますから、空白期間がなく、問題ありません。この点は、よく書き間違うことがありますので、注意しましょう。
⑥学歴・職歴
学歴、職歴について、古い年代の順に記載します。住所の記載は不要です。
学歴
転校、中途退学、卒業の学部などを記載します。小学校の入学以降、空白期間のないように書きましょう。
学歴については、最終学校の卒業証明書、中退証明書、在学証明書等を証明資料として添付することになります。
職歴
勤務先だけでなく、職業の種類を記載します。空白期間のないように書きましょう。
⑦身分関係
出生、事実婚、婚姻届、父母の死亡等の身分歴について記載します。
出生
日本で生まれた場合は、「○○県○○市で出生」や「○○都○○区で出生」と記載します。外国で生まれた場合は、「中国で出生」等というように記載します。
履歴書(その2)
⑧技能・資格
運転免許や技能資格があればそれを記載します。免許証番号等も記入します。この場合、運転免許証とか医師の免許証の写しを添付する必要があります。
⑨賞罰
道路交通法違反(反則金も含む)等を記載します。この場合、運転記録証明書を添付することになります。
⑩確認欄
ここは記載しません。