中国の婚姻登記処で登記をする
中国で、日本人と中国人が結婚する場合、婚姻登記処で登記を行います。
婚姻登記は必要書類に不備がない限り、その日あるいは翌日には完了します。登記が完了すると、結婚証に署名をして各自にその結婚証が発行されます。
中国では、結婚すべきでない疾患にかかっている者の結婚を禁止しています。しかし、そのための健康診査などは、おこなわれていません。以前は健康診査が義務付けられていましたが、現在は原則不要となりました。
必要書類
婚姻登記処に提出する書類は、概ね次のとおりです。
ただし、婚姻登記処によっては必要書類に若干の違いがあります。そのため、必要書類などは、結婚予定地の婚姻登記処などへ直接確認するようにしましょう。
また、念のため、必要書類をすぐ取り寄せられるように、日本国内に連絡先を確保しましょう。
日本人の必要書類
婚姻要件具備証明書については、日本で用意していくか、現地の日本大使館・領事館で取得するかによって、日本から持参する書類は違ってきます。
離婚や死別をしている場合でも、日本大使館などで「婚姻要件具備証明書」を入手する場合にはその事実も記載されますので、②は必要ありません。
また⑥、⑦、⑧については求められることはほとんどありませんが、念のため掲げておきます。
①婚姻要件具備証明書
②離婚や死別の経験がある場合は、離婚届受理証明書や死亡届受理証明書
③本人のパスポート又は有効な国際旅行証明
④パスポートを含め、日本語文書の中国語への翻訳文
⑤写真
⑥戸籍謄本
⑦在職証明書
⑧納税証明書
中国人の必要書類
①本人の「居民戸口簿」
婚姻状況欄が「未婚」となっているなど、現在の状況と一致していること。
②居民身分証
③写真
④声明書
内容は、「私には配偶者がなく、相手方当事者との間に直系血族及び3代以内の傍系血族関係がない」などを記載した文書)。