技能実習制度とは、外国人が技能・技術・知識(技能など)の修得・習熟・熟達を図ることを目的に、日本の企業に雇用され、対象の業務に従事する制度です。

技能実習制度とは

技能実習制度とは、外国人が技能・技術・知識(技能など)の修得・習熟・熟達を図ることを目的に、日本の企業に雇用され、対象の業務に従事する制度です。

技能実習を行う外国人には、次のような3つのステップを修了することが求められます。

第1段階では、技能などを「修得」することを目的に、外国人が対象の業務に従事します。

第2段階では、第1段階の修了者を対象に、技能などに「習熟」するために業務に従事することが求められます。

最後の第3段階では、第2段階の修了者を対象に、技能などについて「熟達」するレベルまで引き上げることを目的に、対象の業務に従事することが求められます。

技能実習と研修の違い

技能実習制度と同様に、外国人が技能などを修得することを目的に設けられている制度として研修制度があります。

これは「研修」の在留資格を取得して来日している外国人が対象になりますので、研修生は業務に従事している企業から報酬を受け取ることができません。

これに対し、技能実習制度においては、外国人は「技能実習」の在留資格に基づいて、日本の企業と雇用契約を結んだ上で業務に従事します。

したがって、就業の対価として、報酬を受け取ることが可能です。